校長あいさつ


                  「見つめ、かかわり、形にする」
 
 保護者や地域の皆様におかれましては、日頃より本校の教育活動にご理解とご協力を賜り心より感謝申し上げます。令和3年4月1日付けで歴史ある我が母校の兼原小学校に赴任して参りました。私は、40ン年前に兼原小学校を卒業した卒業生です。校門左手にある「たくましく」と刻まれた石碑は、私たちが卒業するときに卒業記念で贈呈したものです。また、一部歌詞の内容が変わりましたが、校歌も昔のままで感慨深い思いがします。赴任当初、子ども達に早く会いたくて始業式が待ち遠しかったのが思い出されます。子ども達は私がイメージしていた通り、元気いっぱいで何でも一生懸命頑張る素直な子ばかりです。これから子ども達と共に過ごす時間がとても楽しみです。
 さて、標題は本校の教育活動全般を端的に表現したフレーズです。この言葉の示す意味を職員で共通確認しながら、教育活動に取り組んでいきたいと思います。
 見つめるとは、良さも不足も子どもの今の実態として把握すること。見つけよう(理解しよう)とする気持ちが根底に必要です。
 かかわるとは、その実態に応じ、子どもの成長のために、どう働きかけるか、どう手立てを打つかということです。かかわりには「量」と「質」が問われます。大人の側に暖かい心、社会の中で自立した人間に育って欲しいというはっきりとした目的、その為に今何をどれだけさせるかという具体、それらが根底に必要です。
 本校では、子ども達が楽しく学校生活を送り、より良い人生のステップが踏めるよう職員が一丸となって取り組んでいるところであります。ご家庭におきましては、「早寝 早起き 朝ご飯」を実践して頂き、元気な状態でお子さんを学校にお預け下さい。学校では、責任を持って育んで参ります。また、地域におきましては、地域行事や日々の生活で子ども達への声掛けを行い、「地域の子は地域で守り育てる」機運の醸成をより一層高めて頂けたら幸いに存じます。
 
                                            校長 銘苅 豊